太古から愛されているアカサンゴ【さくら鑑定のうんちく話】

今日は赤サンゴがなぜ多くの人を魅了しているかを書いていきます。

珊瑚とは?
植物だと思われることが多いのですが、珊瑚は動物です。
サンゴ虫が骨格を固くして集まったものであり、森の樹のような佇まいをしています。日本では沖縄周辺で多く見られます。
高知県沖でも昔から採れており、伝統産業としても有名です。
宝石にできる希少なものもあり、海の中でサンゴ礁を形成するものは有名です。
大きくなるまでに長い時間をかけなければならず、太古から貴重な存在でした。
サンゴは造礁珊瑚と非造礁珊瑚に分けられ、赤サンゴは非造礁珊瑚に入り、
宝石に使われます。

赤サンゴとは?
宝石用サンゴで、特に色の濃い血の色の血赤サンゴが、
現在日本で最も価値が高い赤サンゴです。
中国でも、紅珊瑚の呼称で装飾品として人気があります。
密漁は禁止されているのですが、手に入れたい富裕層は今でもたくさんいるそうです。
昔は貴族の装飾品として求められてきました。
日本では昔、船にのる人たちのお守りとして重宝されてきました。
中世ヨーロッパに目を移すと、悪い霊を退治してくれると信じられ、
アメリカでは先住民のネイティブアメリカンの人たちが、赤い色を見て
生命の力を強めてくれると好んで身に着けていました。
また、パワーストーンとしても使われ、筋肉、骨、関節の働きを助けてくれると
言われているため身に着ける人もいるようです。
生命エナジーを感じることによってポジティブな感情を与えてくれるという
精神的な効果も知られています。

赤サンゴでアップすると言われている運気
日本では風水へのこだわりを持った方がたくさんいらっしゃいます。
サンゴは海のエナジーを吸収して、さらにそれを発散させるパワーがあると言われ、
生物の生命源とされている海のパワーを秘めているので、
生命力、そして肉体的、精神的なエナジーを与えてくれます。
アカサンゴはレッドコーラルと呼ばれています。
「子供を守ってくれる」と伝わっているため安産祈願のお守りに人気です。
不妊にも効くとされ、女性にとってのお守りとして昔から身につけられています。
魔除けや厄除けとして有名でパワーストーンとしても人々に親しまれてきました。
色の濃い赤珊瑚は大きな力を持っていると信じられています。

赤サンゴはなぜ赤くなる?
自然色素であるアスタキサンチンを含んでいるので、あかさんごが
赤くなると考えられています。
動物はアスタキチンを含んだ餌(プランクトン)を食べることで
体内に取り込まれ赤くなります。
有名な例は鮭やカニ、エビが同じ色素成分を持っています。アスタキサンチンの他にもさまざまな環境による影響もあるようですが、まだ解明されていない部分もあります。

赤サンゴが取れる場所
生息地として主な場所は地中海やハワイ近海、台湾、そして日本の高知県、鹿児島県、沖縄県に分布しているとされています。
深海の100mから1200m以上に生息していると言われており、
高知県沖で採れる希少価値の高い赤珊瑚は「オックスブラッド」とも呼ばれ
富裕層の間でとても人気の種類です。
地中海でとれるものは日本産のものよりも少し明るめの色をしており、
ダイバーが採取可能であるほどの浅い場所に生息しています。

赤サンゴの歴史
古くから宝石サンゴとして取り扱われてきた赤さんご。
古代の壁画にサンゴが描かれていることもあり、人間との関わりは
とても長いものです。
キリスト教ではイエスの血の色と考えられたという説もあり、
サンゴは悪を包み、豊かな実りを大地にもたらすとされてきたため、
魔除けとしても扱われるようになりました。

日本では明治以降にサンゴの採取が活発になり、土佐沖で赤サンゴが発見
されたことによって有名になりました。
今では高知県の伝統産業として根付いています。
赤サンゴは色合いと品質が良いということから海外輸出が多くなっている種類です。
採れる量がどんどんと減っているため希少価値が高まっています。
赤珊瑚のなかで色が赤黒いものは『血赤珊瑚』と呼ばれ、
高級品として高値で取引されています。

魔除けや厄除け、そして健康を願ってプレゼントされることもある赤珊瑚。
色々なアイテムに加工され贈られているようです。
無病息災を願ってペンダントやピアス、ブレスレットが人気のアイテムです。
日本では和装に合うかんざしや帯留めにも加工可能です。
また、男性用としてネクタイピンやカフスにしてプレゼントされることもあります。
赤いちゃんちゃんこを贈る印象がある還暦の贈り物としても、
赤珊瑚は人気です。
上品で落ち着いた赤珊瑚を母親に贈るケースも多いようです。

まとめ
パワーや癒しを与えてくれるとされる赤珊瑚は昔から人々に親しまれ、
身に着けられてきました。
近年、その宝石のような美しさや風水の人気の高まりから
外国の方々にも日本産の赤珊瑚が多く輸出されています。
需要が高いことから価値はどんどん上がっています。
前向きな力をくれる赤珊瑚の人気はこれからも世界中で続いていくことでしょう。

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