採取も加工も難しいことが赤珊瑚の価値をさらに高めているのです。

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『他の宝石にはない温かみのある珊瑚』

珊瑚は、髪飾り帯留めなどのアクセサリーの素材として、古くからよく使われています。
赤色やピンク色といった温かみのある色をしているので、
可愛らしい上に縁起が良いということで、人気があります。

一般的に珊瑚は、色が濃いものほど高価とされています。
白色に近い薄いピンク色の珊瑚は価格が比較的安く、
赤みが強いものは、高めの価格で取引されているのです。
赤珊瑚の中でも、赤を通り越して黒に近いほど色合いの濃いものは、血赤珊瑚と呼ばれています。

これは最高グレードの珊瑚とされていて、高額で取引されることが多いです。

 

『国産の赤珊瑚の特徴はフです』

もちろん、色ムラが少なく欠けていないものの方が、高価です。
血赤珊瑚でも、フと呼ばれている白い筋がところどころに入っていたり、
割れて小さくなっていたりするものは、取引価格が安めになります。

ところが、そういった高品質な血赤珊瑚は、なかなか世に出回りません。
そもそも海底で、そのように育つこと自体が難しいのです。
特に日本の珊瑚には、フができやすいことで知られています。
フの有無で、外国の珊瑚か日本の珊瑚かを見分けることができると言われているほどです。
そのため日本産の珊瑚で、色が濃い上に目立つフがないものは、珍重されています。
特に、四国南部の土佐湾で採取された血赤珊瑚には、美しさと希少価値の高さから、
高い人気があります。
『トサ』と呼ばれ、世界中で人気の高いものとなっています。

『深い海でしかとることのできない血赤珊瑚』

また、たとえ海中で美しい血赤珊瑚に育ったとしても、
それをそのままの状態で採取することは困難です。
質の良い珊瑚を採取するには、100メートル以上という深さにまで潜る必要があります。
300メートルを超えることもあり、かつてはその作業は命がけとされていました。
そのため美しい血赤珊瑚を探すだけでも一苦労ですし、その上根元からうまく切り取り、
引き揚げなければならないのです。
途中で落とすこともあれば、水圧で折れてしまうこともあります。
このこともまた、血赤珊瑚の希少価値を高めていると言えます。

さらに引き揚げたとしても、アクセサリーとして加工する際に、
価値が低くなってしまうこともあります。
丸く研磨している時に、表面にはなかったはずの色ムラが現れたりするのです。
もちろん研磨により粉末状になった削りカスは、アクセサリーとしての売り物にはなりません。
そのため多くの削りカスを犠牲にして作り出された、色ムラのない血赤珊瑚のアクセサリーは、
かなりの高級品と言えます。
大きさにもよりますが、直径10ミリ程度の粒がひとつついた指輪でも、
価格が〇万円を超えていることもあるのです。

赤珊瑚はご年配の方が身に着けるようなイメージをもってしまいますが、
世界では富裕層から大変な人気を得ているようです。

赤珊瑚を売るなら今がベストタイミングといえるでしょう。
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