珊瑚の歴史
日本では、貴重な宝物を総称して、古来より「金・銀・珊瑚・綾錦」と言われてきました。
おとぎ話「桃太郎」の中でも鬼退治から桃太郎が持って帰ってきた宝物の中に、珊瑚が含まれていたと書かれているそうです。
ちなみに現存する日本最古の珊瑚は正倉院にある、珊瑚のビーズです。
このビーズは、東大寺の大仏開眼会の際、聖武天皇、光明皇后がつけていた冠に飾られていたものだと言われています。
珊瑚が昔から珍重されてきたことがわかりますね。
室町時代から江戸時代にわたり、特権階級が朱の箸、根付、印鑑、帯留、羽織紐などに珊瑚を用いていました。
珊瑚は金より高い物と言われ、禁輸・禁止品になるほどだったそうです。
しかし、一部の豪商は貿易で、密かに取引をしていたようです。
大変貴重な珊瑚は富の象徴であると共に、権力の象徴でもあったのでしょう。
権力者から愛された宝石なのですね。
日本では徳川時代の末に、土佐藩の室戸沖で初めてモモイロ珊瑚が採取されたと言われています。
しかし、採取・所持・販売が禁止されたため、本格的に採取されたのは明治以降になってからのことです。
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