置物(観賞品)

●置物について

 

置物は家や店の前、室内に置いて空間を彩る飾りものです。
玄関や暖炉周り、階段などのちょっとしたスペースにも
置物があれば日常の癒しになります。

 

●室内を飾る習慣

 

世界各地で装飾のための置物が作られ、飾られていますが
地域によって家の何処を飾るかはそれぞれ異なります。

 

<暖炉の周りを飾る>
ヨーロッパやアメリカ・カナダ、北欧などは
昔から暖炉周りが装飾の為の空間となっています。
暖炉を囲む炉棚(マントルピース)の上に絵皿やティーカップ、
家族の写真や知人からのお土産など、見栄えのするものや思い入れの
あるものを並べて飾りつけます。

 

<壁を飾る>
古い時代の中央アジア圏では壁に布を掛けて室内を飾っていました。
現代にもその名残は残っており、アジアや中東などでも今なお見事な
タペストリーで家の壁を彩る習慣が残っています。

 

<専用の空間を飾る>
伝統的な日本家屋には床の間が備え付けられています。
床の間の壁には掛軸に仕立てた書画、板張りの床には花を活けたり
絵皿や壺などの骨董品、木彫りの彫像など様々な美術品を
飾り部屋の主や訪問客の目を楽しませます。

 

●室内装飾の種類

 

布地
布地を使うと広い面積を飾ることができるため、空間の印象が大きく変わります。
置物を置きたい棚や机に布を敷くことで、飾りつけの統一感が生まれます。
また、タペストリーやファブリックボードを壁に掛ければその部屋の
インテリアの大きなポイントになります。

 

絵画・写真
額縁などに思い入れのある絵画やイラストを入れて飾ると
空間がにぎやかになります。

 

写真も同様に空間を演出しますが、
とくに家族行事の写真や幼い頃の写真などであれば、
家族の思い出も身近に振り返ることができます。

 

絵皿(オーナメントディッシュ)
綺麗な絵柄のお皿は置物にもなり、イーゼルやディッシュスタンドに
立て掛けて飾ると部屋のセンスが引き立ちます。
絵皿だけではなく、ティーカップなども一緒に飾るとさらに雰囲気が華やぎます。

 

観葉植物
大型のものから小型のものまで、
観葉植物には多様な種類がありますが
部屋に緑を置くことでリラックス効果が生まれるという点では共通しています。

 

種類によっては水や手入れの必要があまりいらないものもあり、
そういったものはインテリアに取り入れやすいです。

 

置物(オブジェ)
置物には観葉植物以上に幅広い種類、大きさがあります。
木や布、陶磁器で人や植物、動物をかたどった置物は場所を問わず
配置することができ、インテリアに大きく印象を与えます。

 

どこにでも設置できるのが置物の利点であり、
大型の置物は屋外や玄関に設置してあることも多いです。

 


●赤珊瑚の置物(オブジェ)

 

赤珊瑚の置物には彫りを入れ彫刻作品に加工したものと、
「拝見珊瑚」と呼ばれる珊瑚のそのままの形を楽しむものに大きく分かれます。

 

置物に出来るほどの大きな珊瑚はそうそう見られないため、
どちらの種類の置物も滅多に見られるものではありません。

 

珊瑚の彫刻の大きさは大体文鎮くらいですが、中には
地中海の珊瑚などを使った大型のものもあります。
モチーフには草花や女性、龍などのほか観音様や福の神など
仏教に関わる題材がよく見受けられます。

 

拝見珊瑚は大きなものになると約2メートルもの大きさのものもあり、
運搬や配置の際には破損に注意が必要です。

 

赤珊瑚をはじめ宝石珊瑚は空気や汗、温度に敏感です。
置物として楽しむ場合にはこまめなメンテナンスを行うと
珊瑚の輝きをより長く楽しむことができます。

 

●現在の赤珊瑚の人気

 

赤珊瑚は素材の希少性と加工技術の難しさから
以前から高価格で取引されてきました。

 

昨今でも採取量の規制やアジア方面での需要の拡大から
新品の赤珊瑚はもちろん、ヴィンテージ物は更に価値が上がり続けています。

 

しかし、赤珊瑚のデリケートな性質上、現在もその価値を
保っているものはごく僅かです。

 

もし箪笥の中で眠ったままの赤珊瑚をお持ちでしたら
保存状態を見直すなどして大切に扱うことをおすすめします。

 

●赤珊瑚の鑑定は専門の買取業者へ

 

需要が急上昇している現在、赤珊瑚の売却を考えている方には
今が最大の売り時と言っても過言ではありません。

 

赤珊瑚自体の査定基準は 色・大きさ・付属品 の3点です。
色の基準は査定した時期の流行りに左右されるので、
赤珊瑚の購入した当時以上の評価額で買取してもらえた事例も沢山あります。

 

現在の一番人気は「血赤珊瑚」や「オックスブラッド」と呼ばれる濃い赤色のもの。
ワインレッドや真紅色のような赤味が強いほど価値があがります。

 

赤珊瑚の色や形のほかにケースや保証書、産地証明書などが付属されていれば、
買取価格は大きく変わります。
日本産、とくに高知県産の赤珊瑚は一段と高く評価されますので、
赤珊瑚をご自宅で見つけた際は、ぜひ産地をご確認ください。

 

さくら鑑定では宝石珊瑚の買取に力を入れており、
とくに赤珊瑚の査定には高評価をいただいております。

 

宅配サービスを利用して全国各地からご依頼いただいた
宝石珊瑚を専門知識の豊富なスタッフが鑑定し、
適切な評価額をもって買い取らせていただきます。

 

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