骨董の視点からの赤サンゴのはなし

【赤さんご買取りサイト さくら鑑定のうんちく話】

赤サンゴ宅配買取りのさくら鑑定です。

今日は赤珊瑚の歴史と、骨董としてのアカサンゴについて書いていきます^^

①江戸時代から愛されてきた赤サンゴ

赤サンゴの歴史は江戸時代までさかのぼります。ちなみに日本に実在する最古の赤珊瑚は

正倉院に保管されている『礼服御冠残欠』だそうです。

聖武天皇と光明皇后が大仏開眼会の際に使用した冠のかけらだといわれているそうです。

古くから輸入品として赤サンゴは日本にありましたが、実際に珊瑚の加工が発達したのが、江戸

時代からといっても良いでしょう。

はじめは将軍家や大名家で珍重されてきましたが、だんだんと庶民の間でも流通するように

なりました。櫛やかんざし、帯留めや根付などに使用されていました。

また、将軍家では嫁入り道具としても重宝されていたようです。

ちなみに、当時の日本国内では加工できる赤サンゴは採れず、いわゆる

『古渡珊瑚(地中海産の珊瑚)』でした。

赤色の珊瑚が主流で、当時は白や桃色の珊瑚は少なかったようです。

②日本でサンゴが採れるようになった明治時代

日本でサンゴが採れるようになったのは、明治に入ってからです。

赤さんごだけでなく、白色の珊瑚・桃色珊瑚なども採れ、加工するには充分の大きさの

赤珊瑚が採れると評判になり、世界中で注目を浴びるようになりました。

室戸岬でとれたのが始まりだそうです。(現在では沖縄周辺・小笠原諸島など…)

また、日本人特有の加工の精密さが注目を浴び、さらに人気が高まっていったのです。

③骨董としての赤珊瑚

江戸時代から作られていた、かんざし・櫛・根付などの和装品や、硯・香炉・刀のつばや鞘

などに、細かく細工したものや、珊瑚本来の形を生かしたデザインのものがあります。

また、珊瑚は太古からパワーストーンとしても大切にされてきました。

厄除け・魔除け・航海のお守り・安産のお守りなど、たくさんの意味を持つとされています。

そのため、上記のような細工品だけでなく、珊瑚そのものを飾りとして床の間に飾られたり

していたようです。

古くから大切にされてきた赤さんごですが、珊瑚は汗や酸、衝撃にとても弱い性質があります。

手入れも必要ですし、皆様の中にも久しぶりにタンスから出したら変質していたという方も

いらっしゃるのではないでしょうか?

珊瑚は保存状態にとても左右されやすいものです。

ですので、現在残されている江戸時代からの赤珊瑚は本当に価値の高いものです。

現代まで綺麗な状態で残されているのは”奇跡”なのです。

④現代でもサンゴが貴重なわけ

近年、赤珊瑚は採る場所が限定されたりと、珊瑚を守る活動が行われているにもかかわらず、

減少の一途をたどっています。

とても悲しいことに、密漁や乱獲などが行われているためです。

海外の一部の富裕層の間では、今でも赤珊瑚を好む人が多く、どんな方法でも手に入れたいと

思っている人も少なくないようです。

また、高額で取引されているため、一獲千金を狙って網で海底を一気にすくうという手荒い漁法

の為、必要ない周りの珊瑚も傷ついてしまっているようです。

珊瑚は100年単位での成長をしています。珊瑚の成長よりも、乱獲のスピードが上回ってしまって

いるのです。

貴重な美しい珊瑚を後世にも残していくことが、必要なのではないでしょうか?

さくら鑑定では、赤珊瑚のリサイクルをしています。

使わなくなった赤珊瑚のアクセサリーはもちろんのこと、和装品・観賞用の赤サンゴなども

喜んで買取りいたします。

店舗での買取りも行っておりますが、宅配での買い取りもご好評いただいております。

ご自宅に居ながら、不要になった赤サンゴの査定結果を知ることができます。

ぜひ簡単便利な、さくら鑑定の宅配買取りサービスをご利用くださいませ。

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