動物

●動物モチーフについて

 

地球上に多様な動物が生きている中で、人々は昔からその動物をデザインに
取り入れ、装飾品や、彫刻作品などを沢山作ってきました。

 

美術品などでは動物がもつ佇まいや力強さなどから着想を得たものが多い
ですが、装飾品、とくにモチーフが彫り込まれたり動物の一部が
使用されたお守りにはそれぞれの動物が持つ特徴に合わせた
意味合いが込められている場合が多いです。

●動物モチーフのもつ意味

 


学問・英知の象徴として知られる梟は、首が180度回るという事から
お金の循環を良くしてくれると言われており、学業や商売の向上にも
おすすめのモチーフです。

 


かわいらしい猫は女性を中心に人気の高いモチーフです。
昔から穀物を食べてしまうネズミを追い払い、豊穣をもたらす猫は
幸運を呼ぶ動物として愛されてきました。

 

そのためネコのモチーフもまた良い運を引き寄せると言われ、
トラブルに見舞われた際や新しい物事を始める際におすすめのモチーフです。

 


神様の使いとして神話にも登場している兎は欧米でも
キリストの復活祭にあたるイースターの象徴になっており、
古くから童話などで親しまれてきた動物です。
兎の大きな耳は社交運の向上につながり、ひいては縁結びの
効果があると言われています。

 


英語で貯金箱を「piggy bank」と言うくらい、豚は金運アップのモチーフ
として有名です。欧州では金運のほかに幸運を招くとされ、中国では
富を象徴しています。中国のイメージが伝わったためか、
日本でもお金を守る貯金箱として人気があります。

 


知恵や水などを司ってきた蛇は、「二面性」や「豊穣」、
「太古の生命力」「創造」といった多種多様な意味を持っています。
脱皮した蛇の皮は「再生」を表し、お財布に入れておくと
金運を呼び込むと言われています。

 

カエル
体を変化させて変態成長するカエルは月の満ち欠けや
水の流れのような「変化」につながり、転じて「再生」や
「創造性」を意味しています。中国では月の陰の象徴であり
財を生み出す縁起物として親しまれています。

 


運気そのものが形を得たものとされる龍をモチーフは、
手元に置くとありとあらゆる幸運を得ることができると言われています。
アジア圏、とくに中国での人気がひじょうに高いモチーフです。

●動物モチーフにあやかる由来

 

動物モチーフが装飾品に使われていた記録は古代ローマ時代や、
エジプト王朝末期にまで遡ることができます。

 

数千年に渡る歴史の中でアニマルモチーフの図柄やアクセサリーが
作られてきた経緯と目的は多岐にわたります。

 

・動物を偲ぶため
動物モチーフを使ったアクセサリーが作られた理由の中で
一番多いと思われるのが亡くなったペットを偲ぶ「モーニングジュエリー」です。
ともに過ごした日々を思い返す為に、ペットの肖像を元にした
ペンダントトップやインタリオなどが作られていました。

 

・お守りとして
動物の持つ生命力にあやかり、
動物の頭部や全体像を図柄に取り込んだり牙や爪、
角など体の一部を使ったお守り(タリスマン)は世界各地に見受けられます。

 

・イメージを伝える
動物の図柄を家の紋章に取り入れることで
動物それぞれがもつイメージで家風を表したり、
また贈り物や婚約指輪など信愛の情を示すために
動物モチーフを使ったアクセサリーを贈ることもありました。
動物のイメージに思いを託すことで、言葉を彫り込むより
間接的に気持ちを表現していたのです。

 

●赤珊瑚を用いた動物モチーフ

 

動植物をモチーフにした赤珊瑚は彫刻作品はとくに多く見られ、
龍や鯉など縁起物の由来がある動物が彫られていることが多いです。

 

赤珊瑚自体が古くからうたわれる縁起物であり、希少性もあることから
丁重に扱われてきましたが近年は乱獲が進み、
また加工できる職人も減ってきています。
このため、精密な動物モチーフが彫られた赤珊瑚を見ることは珍しく、
買取市場でも高額で取引されています。

●赤珊瑚について

 

赤珊瑚をはじめ宝石珊瑚は人の歯や大理石と同じ硬度で
加工しやすい反面、人の汗や体温に弱く加工技術のほかに
丁寧な扱いが求められることが大きな特徴です。

 

珊瑚に細工ができる職人は減少しつつあり、
赤珊瑚そのものも採取量が減ってきていることも
市場への流通量が少なくなっている原因でもあります。

 

この一方でアジア方面での需要は拡大を続けており
需要過多・供給過小の状況から赤珊瑚の市場価格は
留まるところを知らないまま上がり続けています。

 

こうした状況の中、注目されているのが中古品の赤珊瑚です。
数十年前に手に入れた赤珊瑚が、購入時には予想もつかなかった
高値で取引されたケースは、ここ数年で頻繁に発生しています。

 

もし箪笥の中で眠ったままの赤珊瑚をお持ちでしたら、
今一度その価値を鑑定してもらうことをおすすめします。

 

●赤珊瑚の鑑定は専門の買取業者へ

 

需要が急上昇している現在、赤珊瑚の売却を考えている方には
今が最大の売り時と言っても過言ではありません。

 

赤珊瑚自体の査定基準は 色・大きさ・付属品 の3点です。
色の基準は査定した時期の流行りに左右されるので、
赤珊瑚の購入した当時以上の評価額で買取してもらえた事例も沢山あります。

 

現在の一番人気は「血赤珊瑚」や「オックスブラッド」と呼ばれる濃い赤色のもの。
ワインレッドや真紅色のような赤味が強いほど価値があがります。

 

赤珊瑚の色や形のほかにケースや保証書、産地証明書などが付属されていれば、
買取価格は大きく変わります。
日本産、とくに高知県産の赤珊瑚は一段と高く評価されますので、
赤珊瑚をご自宅で見つけた際は、ぜひ産地をご確認ください。

 

さくら鑑定では宝石珊瑚の買取に力を入れており、
とくに赤珊瑚の査定には高評価をいただいております。

 

宅配サービスを利用して全国各地からご依頼いただいた
宝石珊瑚を専門知識の豊富なスタッフが鑑定し、
適切な評価額をもって買い取らせていただきます。

 

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