バラ

●バラモチーフについて

 

花の中でも愛と美のシンボルと名高いバラは、
「栄光」や「成功」の象徴ともされ、バラの葉にも
「喜びを与える力」があるとされていました。
また、美しい花の下に棘を持っていたことから、
災いを避けるための魔除けとしても広く知られてきました。

 

●バラの逸話・歴史

 

逸話としては、ギリシャ神話の中で愛の女神ヴィーナス(アフロディテ)が
海の泡から誕生したとき、大地の神々が一番最初に咲かせた祝福の花が
バラであると言われています。
この逸話から、バラは「愛」と「美」を高める
ラッキーモチーフとなりました。

 

古代メソポタミア文明の壁画にもバラの花を持つ女神の姿が見られ、
世界各地の文明でバラの美しさやかぐわしさが愛されていた
ということが分かります。

 

中でも古代ローマではとくにバラが生活の至る所で利用されており、
近隣諸国から輸入してきたバラで香油を作ったり、
食用にもされていたとの記録も残っています。
あるいは宴席の装飾として花びらを敷き詰めたり、
花嫁や戦の功労者といった祝いの席の主役はバラの冠を被るなど
特別な場面でもローマの人々はバラを用いていました。

 

●バラモチーフの装飾の歴史

 

そんな薔薇をアクセサリーのデザインに取り入れた始められたのは
19世紀末頃から20世紀の初めにかけてのこと、
アール・ヌーヴォーと呼ばれる様式が流行った時代です。

 

イエローゴールドを掘り込んだり、あるいは裏面から叩いて
細工を施して象られたバラの花のチェーンネックレスは、
繊細ながらも強い存在感を示していました。

●花の色で変わる意味

 

今日でもバラや大切な人へ贈る花として愛されていますが、
花の色によって贈る人へのメッセージが異なるようです。

 

赤色(真紅)のバラ
一番人気の真紅色のバラには、
「愛情・情熱・あなたを愛します・美の象徴・全てを尽くす 」
といった意味が込められています。
女性への贈り物に最も喜ばれる色でしょう。

 

ピンク色のバラ
優しさの象徴のようなピンクのバラの意味には、
「温かい心・感謝・上品・気品・しとやかさ 」
があります。かわいらしい雰囲氣の女性だけでなく、
先輩やお母さん、年配の方などといった
幅広い年代の方に感謝を込めて贈られる色の花です。

 

オレンジ色のバラ
家族へ贈られることの多いオレンジ色のバラには
「絆・信頼・爽やかさ・健やか・愛嬌 」
などの意味合いがあります。明るく元気なビタミンカラーなので、
お見舞いの際にも最適な色合いです。

 

黄色のバラ
黄色のバラは見映えも良く人気もありますが、
「友情・献身・可憐・美・さわやか・あなたを恋します 」
といった意味がある反面、
「ジェラシー・薄らぐ愛・恋に飽きた・別れよう 」
のような意味もあり、誰かに贈る際には注意が必要です。

●赤珊瑚のバラ

 

バラの形に整えられた赤珊瑚のアクセサリーは、
珊瑚の色合いとバラの持つ華やかさが合わさり
これ以上のない気品にあふれています。

 

最上級の血赤珊瑚で作られたバラや、オレンジがかった赤珊瑚のバラ、
優しいピンク色のバラなどは自分で身に付けるのは勿論、
大切な方へメッセージを込めて贈るプレゼントにもうってつけです。

 

珊瑚だけが持つ、生物由来の色味や質感は
女性の肌によく馴染み胸元や指先に優雅で柔らかな印象を与えます。

 

●赤珊瑚について

 

赤珊瑚をはじめ宝石珊瑚は人の歯や大理石と同じ硬度で
加工しやすい反面、人の汗や体温に弱く加工技術のほかに
丁寧な扱いが求められることが大きな特徴です。

 

珊瑚に細工ができる職人は減少しつつあり、
赤珊瑚そのものも採取量が減ってきていることも
市場への流通量が少なくなっている原因でもあります。

 

この一方でアジア方面での需要は拡大を続けており
需要過多・供給過小の状況から赤珊瑚の市場価格は
留まるところを知らないまま上がり続けています。

 

こうした状況の中、注目されているのが中古品の赤珊瑚です。
数十年前に手に入れた赤珊瑚が、購入時には予想もつかなかった
高値で取引されたケースは、ここ数年で頻繁に発生しています。

 

もし箪笥の中で眠ったままの赤珊瑚をお持ちでしたら、
今一度その価値を鑑定してもらうことをおすすめします。

 

●赤珊瑚の鑑定は専門の買取業者へ

 

需要が急上昇している現在、赤珊瑚の売却を考えている方には
今が最大の売り時と言っても過言ではありません。

 

赤珊瑚自体の査定基準は 色・大きさ・付属品 の3点です。
色の基準は査定した時期の流行りに左右されるので、
赤珊瑚の購入した当時以上の評価額で買取してもらえた事例も沢山あります。

 

現在の一番人気は「血赤珊瑚」や「オックスブラッド」と呼ばれる濃い赤色のもの。
ワインレッドや真紅色のような赤味が強いほど価値があがります。

 

赤珊瑚の色や形のほかにケースや保証書、産地証明書などが付属されていれば、
買取価格は大きく変わります。
日本産、とくに高知県産の赤珊瑚は一段と高く評価されますので、
赤珊瑚をご自宅で見つけた際は、ぜひ産地をご確認ください。

 

さくら鑑定では宝石珊瑚の買取に力を入れており、
とくに赤珊瑚の査定には高評価をいただいております。

 

宅配サービスを利用して全国各地からご依頼いただいた
宝石珊瑚を専門知識の豊富なスタッフが鑑定し、
適切な評価額をもって買い取らせていただきます。

 

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